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海外水資源事業

Overseas Water Resources Business

流域環境管理事業

流域環境管理事業 ESS 株式会社地球システム科学の画像

ESSは、いち早く開発途上国での
統合的水資源管理体制の構築に取り組んでおり、
その技術により、流域環境保全の推進に
貢献しています。

過剰な都市用水の使用や、未処理排水の増大は、健全な水循環のバランスを崩し、利用可能な水資源の急速な減少をもたらします。
SDGsのターゲット6.5では、「2030年までの、あらゆるレベルでの統合的な水資源管理の実施」が挙げられており、給水、排水、農業用水等の全ての水利用者が協働し、流域毎で統合的な水資源管理を行うことが喫緊の課題となっています。
ESSは、いち早く開発途上国での統合的水資源管理体制の構築に取り組んでおり、その技術により、流域環境保全の推進に貢献しています。

流域環境管理事業

流域環境管理事業 ESS 株式会社地球システム科学の画像流域内における過剰な取水は、河川、地下水、湖沼などの流量・水位を低下させ、河川においては「環境流量の不足」、地下水においては「地下水障害」を引き起こします。その結果起こることは、環境負荷に対する流域の持つ自浄能力の低下、河川・湖沼・湿地帯が形成する良好な景観や観光資源、多様な生物の生息環境の悪化、漁業や舟運への支障、河口部における塩水浸入や河口閉塞など、その影響は流域全体の環境や経済にまで及びます。

先進国主導の開発優先の支配的なパラダイムによる個別プロジェクトは、かつて多くの環境障害を引き起こしました。統合的水資源管理(IWRM:Integrated Water Resources Management)の概念は、水資源の量と質、水利用の諸目的、利害関係者の関与を流域全体で「統合的」に考える、水資源および流域環境管理のプロセスです。

ESSは、流域環境の各種調査の実施に留まらず、我が国の開発コンサルタントの中で、一早く統合的水資源管理(IWRM)に取り組んでいます。

グローバル化の中での
流域環境・気象・水文調査

流域環境・気象・水文調査流域環境は、必ずしも国家レベルで管理できるものではなく、世界気象機関(WMO)等の国際機関の積極的関与が期待されます。

ESSは、世界気候研究計画(WCRP)に基づいて実施された全球エネルギー・水循環観測計画のうち、熱帯域アジア・モンスーン地域を対象としたGAME-Tプロジェクトにおいて流域内の水循環と水収支に関わる気象・水文データの観測を担当するなど、全球的な気候の観測・モデルの構築に貢献しています。

流域環境保全を念頭においたソリューションの提案

流域環境に関わる各種調査や既存資料の整理・解析によって得られたデータを、ESSがこれまで世界の様々な環境下で得た経験・知見をもとに利用することによって、水資源開発・管理、環境影響評価、防災調査の分野で適切なソリューションを提案いたします。

開発による地下水を含む流域水環境への影響評価は、流域環境の保全のために我々が最も重要視するソリューションの一つです。

ESSでは、三次元シミュレーション解析を用いて水環境への影響を定量的に予測します。また影響が発生する可能性がある場合には、開発による地下水位の低下・河川流量の減少、河川水・地下水の汚染を最低限に抑える具体的対策を提案します。